<消しゴムと気球とカッパ>

 コロンブスがつたえた不思議な物体、ゴムは用途が見つからないまま300年以上 経過しました。再びヨーロッパにフランスの科学者ラ・コンダミーヌらがアマゾンのゴムを に持ちかえりました。(1736年)
 偶然、鉛筆の消しゴムとして利用したのはイギリスの科学者ジョゼフ・プリーストリーです。 英語でゴムのことをラバー(Rubber)と言います。これはこすって字を消す(rub out)に 由来します。(1770年)
 乳白色の樹液はゴムラテックスと呼ばれます。中古ラテン語で、液体の意味です。 弾性ゴムをフランス語で、カオチュー、ドイツ語で、カオチューク。 インディオの言葉で『涙を流す木』からきています。 ゴム(gom)はオランダからの外来語です。
 フランスの科学者ジャック・シャルルはゴム引き布の気球を1783年に作りました。
ゴム引き布のカッパは、馬車の御者に最適でした。 イギリスのマッキントッシュが売りだし、好評をえました。(1822年)

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