<合成ゴムを作る>

 合成ゴムの原料は石油を蒸留して出来たナフサです。ナフサはとても蒸発しやすい透明な 液体です。ナフサを800℃に熱すると、分解してエチレンやプロピレン、ブタジェンなど ができます。今、一番多く使われているスチレン・ブタジェンゴム(SBR)は、この ブタジェンとスチレンを化学反応させて、それぞれの分子を長くつないで、高分子にした ものです。 

 ナフサから取り出した色々な化学物質の中から、幾つかの物質を選んで、もう一度 組合わせ、重合させます。
 出来あがった合成ゴムは、粉やねばりけのある塊になっています。この原料ゴムから いろいろなゴム製品が作られます。
  

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